不思議の国のアリス(ディズニーの)があまり得意ではありませんでした。
対して小さいころよく遊んでいたお友達はアリス大好きで、その子のうちに行くとしょっちゅう一緒に見るはめに。
思えば幼い頃から男兄弟に挟まれ戦隊物を見て育った勧善懲悪大好きッ子な私でした。
そこからすると、あの話は理不尽さに満ちているような気がして。
自らの首をかけて(としか思えなかった)白い薔薇を赤くぬるトランプ兵。
わけのわからん理由でいちゃもんつけられて裁判に引っ張り出される(と思っていた)アリス。
それらの諸悪の根源(だと思っていた)女王。
「アリスがかわいそう・・・!!!」
五歳(当時)の私の憤りっぷりッたら無かったと、母は言います。
そんなアリスの中で、しかしながら大好きだったものがあります。
今でも女王は許せませんが、今でも大好き・ハンプティーダンプティーをはじめとする歌・マザーグースの詩・です。
マザーグースが好きです。可愛らしい感じのものも好きですが、暗い怖い夢に出てきそうなほど恐ろしい詩のほうがお気に入りです。
子どもにかけるような優しい言葉で紡がれる恐ろしい詩は、かわいいふりしてわりとやる・まるで思春期の女の子のようですね。
(あるいは北海道における伝説的お土産・ジンギスカンキャラメルに例えても良いでしょう。)
マザーグースの怖い詩の素敵ポイントは危うい、ということです。
どちらにでも転びそうな、見た目が見事に中味を裏切る感じの。
詩も本も人間も、きっとそういうのってすごく魅力的だなあと思います。
それはギャップ。
人が恋に落ちる理由・その実に八割を占めるといわれる(小川調べ。)ギャップ。
最近ドキドキしていない方はマザーグースを読みましょう!
恋への落ち方がわかるかも!
もしくは彼(女)の落とし方!