去年の暮れから、私のはまっているものがあります。それは「江戸しぐさ」。
「江戸しぐさ」ってなんでしょう・・・。江戸時代に培われた人々の精神や、それを態度であらわした思いやりのしぐさ・・・とでもいいましょうか?
江戸時代は携帯もメールも無い、今から思うと不便なことだらけ。でも限られた資源を存分に生かし、人と人のふれあいを大切にしたホスピタリティあふれる時代だったんですね。
越川禮子(こしかわ れいこ)さんの「身につけよう!江戸しぐさ」が、私と「江戸しぐさ」との出会いでした。それからいくつかの書物を読みあさり、ようやく子どもに紹介できそうな本が去年の暮れに出版されました。それが、「あいさつから思いやりの心まで・・・江戸しぐさに学ぶ子どもの作法」という本です。今日、授業の前に子ども達にこの本を紹介しました。
子ども達の反応は今ひとつ・・・。でも、「江戸しぐさチェック」と題して、みんなにはどんな江戸しぐさが身についているか?一人一人を診断して行くと、大盛り上がり!意外とみんなできているんですよね。
たとえば、あいさつができる。気がついたらゴミを拾う。返事は「はい」と元気よく。「気働き」をつかったお手伝い。宿題は先生との大事な約束。などなどなど・・・。
なんだか、当たり前じゃないか・・・っとつぶやいてしまいそうな内容ですが。改めて見直すと、「やっぱり、いいことは続けたほうがいいんだな」と感じます。
でも、この本のいいところは、江戸しぐさが出来ているか?という説教じみたところではありません。どうして、そうする必要があるのか、そのしぐさ一つで人との関係がどのように変わるのかなど、「人を思いやる精神」も伝えています。
小さな教室で、全員が気持ちよく授業を受けるために、自分はどうしたらいいのか、みんなにはそういう想像力を働かせて行動できるようになってもらいたいですよね。
また、みんながこの精神を持って行動すれば、世の中嬉しいことがいっぱいになるのでしょうね。
だから、あえて言いたいわけです・・・「みんなで広めよう!江戸しぐさ」
※ 越川 禮子 「身につけよう!江戸しぐさ」 KKロングセラーズ
※ 越川 禮子 「江戸しぐさに学ぶ子どもの作法」 PHP