最近しばしば考えることについてお話ししましょう。
「もし、ドラえもんの道具が実現したら、どのような世界になるのだろうか」ということです。
まずは、タイムマシンを例にとって考えてみましょう。過去や現在に行くことができるようになるということは、それに関連する犯罪も生まれます。過去や未来の世界に生き、強引に過去や未来を変えてしまいかねない事態が発生してしまいかねませんので、間違いなく規制がかかるでしょう。
それに加えて、過去や現在の知識があるがゆえに起こってしまいかねない犯罪も考えられます。例えば、今から約500年前の大航海時代におけるヨーロッパでは、香辛料(特に胡椒)が現在における金よりも高値で取引されておりました。ということは、現代の世界で大量に胡椒を買い占め、そのままタイムマシンで大航海時代のヨーロッパに行き、胡椒を売りさばいて大儲けして現在に帰ってくる、ということもできてしまいます。
そして個人的に一番懸念していることは、過去に起こったもろもろがすべて明らかになるがゆえに、歴史学という学問分野の存在意義が失われ、学校の授業において歴史という科目が、歴史学という学問分野がこの世から消滅してしまうということです。それゆえに私はタイムマシンはドラえもんの道具の中で、個人的に最も実現してほしくない道具の一つとなります。
とまあ、このようなことをつづってきたわけですが、実はこのような問題は、現実に大学入試の問題として出されたこともあるのです(当然ながら、今回取り上げた内容と全く同じではないですが)。このような問題においては、明確な正解が存在しない以上、「そうぞう」することがとても重要です。
自分の持つ知識をフル活用し、頭の中で「想像」し、実際には存在しない世界を「創造」する。意外とこの先使えるかもしれませんよ!