いにしえから現在まで、ありとあらゆる時代において提唱されてきた疑問…
「なぜ勉強をするのか」
その疑問に端的に答えている言葉が存在します。それが…
「巨人の肩の上に立つ」
という言葉です。世界的にも有名な言葉ですが、あまり知名度は高くないかもしれません。
初めて使ったといわれるのは12世紀フランスの学者シャルトルのベルナールだといわれていますが、この言葉を有名なものとしたのが、かのアイザック・ニュートンです。
巨人の肩の上にいれば、より高いところから、多くのものを見ることができる。それと同じように、現代の学問は先人たちの積み重ねという巨人の上に成立しているものである、といった意味となります。
現代に生きる我々は確かに進んだ科学や学問を享受して生きております。しかし、それは我々自身の優秀さが故に成立しているのではなく、数多の先人たちの努力によって高められているわけです。
なぜ勉強をするのか。それは先人たちの発明や発見、そして努力の結晶を学ぶことで巨人の体を登り、より高いところから、より遠くまで世界を見ることができるようにするためなのです。
そういった意味で、勉強というのは義務ではなく、先人たちの積み重ねた発明や発見などに触れる権利であり、それ故に勉強することは、それ自体非常に誉れ高いことでもあるのだと私は考えます。
来週から遂に夏期講習が始まります。前述した通り、みなさんには勉強できるという「侵すことのできない権利」を持っています。ぜひともその権利を最大限行使し、より高いところから世界を見渡すことができる人を目指してほしいと思っています。
Y. Sato