今日の品原③

お待ちかね、今日の品原・・・略して「キョシナ」のコーナーです。

今日の言葉は「人は一人では生きていけない 他人を思うことで強くなれる」です。

皆さんは、たくさんの人に囲まれて、支えられて生きているということを日々感じていますか?自分を囲む環境を幸せだと常に感じていますか?

多くの人は、日々の幸せをかみ締めながら生きる!ということをしていません。というよりも、麻痺しているといったほうがいいでしょう。よ~く考えると、自分を支えてくれる人や絶対的な味方がいるのに、それが当たり前となってしまうのです。

遠くに見える虹ははっきりと見えますね。その虹の根本がある家にかかっていたりすると「何と幸せなことか!」と感じませんか?しかし、その家に住む人は一向に気付くことはありません。自分がとてつもない幸運に恵まれ幸せな中にいるのに・・・

きっと、幸せとはすぐ近くにあって気付きにくいものなのですね。

さて、幸せの感じ方はまた別の機会として、今日は幸せは常に自分のそばに有ることとしましょう。そうするとまず最初に感じることが、自分ひとりでは生きていない、たくさんの人に支えられているということです。今では、食事を取ることでさえも自分ひとりでは出来なくなっています。

周りの人に支えられて生きていくことは決して悪いことではありません。自分が支えられたら、その感謝の気持ちをその人かその回りの人に返してあげましょう。自分のことを思ってくれる人を大切にして、その気持ちをさらに大きな輪とするために外へ向けることが出来れば、相手を思いやる力を身に付けることができます。

しかし、相手を思いやるには自分自身が強くなっていなければなりません。人に頼ってばかりの人生では、他の人に与える何かを掴み取ることは出来ないのではないでしょうか?つまり、人は人に支えられながら生きて、それを成長の糧として自分自身を強くしていくことが必要なのです。

私は、最近の社会やそこに生きる人たちが、相手を思いやる気持ちを失っているとは決して思いません。しかし、自分が支えられることとそれを相手に与えることのバランスが悪くなっていると思います。自分が言いたいことを自分が言いたいときにいう・・・他の人の意見も聞かないで。自分がやりたいことを思いついたらすぐにやる・・・周りにどんな影響が出るかも考えないで。

そうなってしまうのは、相手を思いやるという本当の「強さ」を持っていないからだと考えます。自分が幼いころから支えられることによって与えられた愛情を他の人にも与えましょう。守られるばかりの弱い人生ではなく、守ってあげる強い人生を歩むために・・・

品原