タイトルのとおりです!暗記は日数に比例します。
とはいっても、これだけだとイマイチ真意がわからないということもあるかもしれないので、説明しましょう。
暗記というのは覚えるための作業ですが、覚えることと同じくらいに重要となるのが、「覚えたことを忘れないようにすること」です。
具体的な例をあげましょう。
ある人は1日2時間を費やして、用語の暗記を行いましたが、それ以降はその週の間暗記に時間を費やしませんでした。一方で別の人は1日15分の暗記時間を設け、それをその週の間、毎日欠かさず行いました。
この2人を比較すると、1週間終了時点での効果は後者のほうが高くなることがほとんどです。というのも、前者は確かに暗記に費やした時間の合計は後者より長いですが、次の暗記の機会までに1週間のブランクが空いてしまいます。これではいくら覚えてもブランクの1週間でそれらの大半を忘れてしまいかねないため、効果は期待できません。
それに対して後者は暗記時間の合計は少ないものの、毎日用語に触れているため、忘れかけたものを思い出す機会に富んでいます。この繰り返しによって、暗記した内容が定着していくわけです。
人間は忘れる生き物なので、忘れてしまうことは仕方がありません。大切なことは、その人間の性質を認めた上で、いかに忘れない努力をするかだと考えています。
幸いにも暗記は机に向かう必要がないことが多いです。「継続は力なり」を最も体現しているのは暗記かもしれませんね。
Y. Sato