こんにちは!!
今日も世界史の名言を引用してお話していきたいと思います。
「王侯将相いずくんぞ種あらんや」
秦の始皇帝が死去した後、後継者争いの混乱の時代の中でおこった「陳勝・呉広の乱」のスローガンとして知られる言葉です。
現代語訳すると「王や諸侯、将軍や宰相になるために、どうして種(すなわち家柄)によって決まろうか、いや、決まるはずがない」という意味になります。
※「いずくんぞ〜や」は「どうして〜(する)か、(いや、〜ない)」という意味の、高校漢文における代表的な反語表現です。共通テストや二次試験を受けるにあたっては必須の文法事項ですよ!!
もっと簡単に説明すると「王や諸侯、将軍や宰相(総じて、重要な役職)は家柄ではなく能力のあるものが就くべきである」となるでしょう。
この言葉の裏にあるのはズバリ「平等、実力主義」です!
アメリカ独立革命やフランス革命の時代において、「平等」や「自由権」というものが体系化されて社会に組み込まれていくのは有名です。
しかし、この反乱は今から2200年以上前に起こった反乱ですが、この時代にすでに理不尽な格差を否定し、平等を求める考えが具現化した出来事が起こっていたというのは、なんとも面白いことではないでしょうか。
そしてもう一つの側面「実力主義」
これは今も昔も変わらないでしょう。
いつの時代も、実力なしに出世したり成功したりすることはありません。
では実力を持つためには何をすればいいのでしょうか…
答えは簡単「努力」です。
みなさんが今できること。
受験勉強、今までの復習、興味のあることの調査、etc.
なんでもいいんです!
実力主義の世の中を生きぬくために、日々鍛錬を続けていきましょう!!
一見無駄なように思えても、自らを高めることは、それだけで非常に立派なことですよ。