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誤用に要注意・・・佐藤

こんにちは、佐藤です。

先週とは見違えるような晴天と酷暑、いよいよ夏がやってきました!!

これから夏期講習本番が始まりますが、体調管理は必須です!汗をかくことが見込まれるので、熱中症の予防のために水分だけではなく、塩分を補給すること、喉が渇く前に飲むことをしっかりと頭に入れておいてほしいと思います。

 

さて、今回は言葉の誤用についてお話ししたいと思います。

みなさん、「役不足」「確信犯」「世間ずれ」の本来の意味、理解していますか?それぞれ、「役割に対して自分の力が足りていない」、「それが悪いとわかっていて行う行動」「世間一般の感覚と自分の感覚に乖離がある」という意味で理解していないでしょうか?

 

実は今あげた3つはすべて、本来の意味ではありません。本来の意味はそれぞれ「自分の力に対して役割が足りていない」「自分の中の倫理観、正義感、信じる宗教などに基づき、正しいと思い込んで行う犯罪ないし行為」「世間を渡り歩き、裏も表も知り尽くして悪賢くなること」となります。

知らなかった人はこれを機会にチェック!わからないことをどんどん吸収できる人こそ伸びる人ですよ!

 

これらはあくまで一例ですが、日本語にはほかにも本来の意味とは違った意味で用いられている言葉、さらには間違った意味が定着した結果、本来の意味がほぼ消滅してしまった言葉が多くあります。そしてこれらはいわば「国語の知識」に分類されます。以前にも私は申し上げましたが、とりわけ高校生の国語や英語においては、読解力だけでなく知識の有無が成績に影響を与えることが中学生に比べて多い傾向にあります。ぜひとも皆さんはこういった誤用などにも興味を持ち、知識を増やしていってほしいと思います。

 

もちろん言葉というのは時を経るにつれて変わっていくものなので、誤用に対して毎回目くじらを立てるのはナンセンスですが、これから大人になった後、時と場合によってはその誤用が命取りとなることもあります。

 

本来の意味に固執するかどうかは別として、覚えておくことに損はありませんよ。