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学習はスパイラルモデルが理想・・・金田

こんにちは、金田です。
今回は学習モデルについてお話させていただきます。
効果的な学習法とは何でしょう。
もちろんそれは色んな切り口がありますし、いろんな方法論がありますので一概には言えません。
ある切り口での理想の学習法として、スパイラルモデルがあります。
スパイラルモデルとは、まず基礎だけで全範囲を一周します。
次にレベルを一つ上げてもう一度全範囲を一周します。
そしてさらにレベルを上げて一周…、と繰り返していく方法です。
この方法の優れていることは以下の3点です。
1.基礎だけで最初の1周をするために、学習に無理が生じにくい。
2.1周するのに時間がかからない。そのため、途中で受験を迎えたとしても何周か出来ているので勉強していない範囲を残して試験を受けることがない。
3.繰り返し勉強することになるので記憶に定着しやすい。

基礎が入っていないのに入試の難問レベルまで学習しようとして、時間不足になり、学習できていない分野を残したまま受験を迎える、という失敗はよくあります。
もちろん、そんな状態で良い結果が出るわけもありません。
ちなみに昔の英単語帳はアルファベット順に並んでいて、Zまで届かずに受験を迎える学生がちょくちょくいました(私も現役の時はDまでしか進めませんでした。その単語帳は浪人する際に捨てました。)
スパイラルモデルはそのような失敗も防いでくれるのです。

焦る気持ちは分かりますが、受験は基礎が大切です。欲張らずにまずは基礎から始めましょう。急がば回れです。