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入試直前期の学習(大学入試編)…奥森

こんにちは!秋晴れの気持ちの良い天気が続いていますが、皆さん元気にお過ごしでしょうか?大学受験生の高3の皆さんは、だんだん入試が近づいてきて緊張感も高まっている時期だと思います。
今日は、入試直前期の受験勉強について、この時間に気をつけたいことなどを書いていきます。

①学力の伸びを感じづらい
一通り模試を受け終わっているので、偏差値や志望校の合格可能性判定などの学力の変化を客観的に知る機会がなくなります。
そのため自分はできるようになっているのか、学力が上がっているのかが分からないという人もでてきます。
これには、方法のひとつとして学習項目のリスト化があります。志望校の入試傾向や自分の苦手分野をもとに、やるべき学習内容を箇条書きで書き出してみましょう。できなかったことを復習して克服したら、そのリストにチェック印を入れたり線で項目を消していきます。このようにすることで偏差値などの数値では見えない学力の伸びを「見える化」することができます。

②やるべきことが絞れない
この時期になると一通りの入試出題範囲の学習は終わっているため、やるべき復習の範囲が広いということでやるべきことを絞れないという相談を受けることがあります。
まずは基本事項に漏れはないか、志望校の出題傾向との関係で必要な対策はないか、チェックしてみましょう。
模試の復習は、かなり効率的な学習になります。模試の成績資料で、設問毎の受験生の正答率などの資料があれば要確認です。受験生の正答率が高い問題でミスしているものがあれば、最優先で復習しましょう。
制限時間内で解くという、入試に近い環境で出した結果を丁寧に振り返ることは、入試での得点力を高めるための有効な対策になります。

③過去問のワナ
この時期、「志望校の過去問を10年分は解きましょう」といったこともよく言われます。
練習量を積み重ねることはもちろん大切なことです。
しかし、「10年分」やればイイというように考えてしまうと、ちょっとアブナイのです。ひたすら解いて答え合わせ、をたくさんやっているのに全然正答率が上がりません、という人がいます。解いて答え合わせをするだけでなく、間違えた問題について、丁寧に振り返ってみることがやはりオススメです。知らない知識が関係していたのか、ケアレスミスなのか、ケアレスミスであれば何に注意する必要があるのか。また、時間がかかり過ぎてしまった問題は何が原因だったかなど、細かく振り返っていくことで、得点アップのカギが見つかります。

今日はここまで。

ではまた。