You are currently viewing ネイティブジャパニーズ…奥森

ネイティブジャパニーズ…奥森

こんにちは!

秋の涼しさが心地良く感じられるようになりました。皆さんお元気ですか?
先日、発声と発話の研修を受講してきました。プロのボイストレーナーの方による研修で、声を聞かせる、はっきりと発音するための呼吸法や、発音の仕方、話し方など普段意識していないことが多く、大変勉強になりました。
さて、そのレッスンの中で、日本語の発音についてのお話がありました。
次の①と②は、本来発音の仕方が違うそうです。
皆さんご存知でしたか?
①「学校」の「が」
② 「私が」の「が」
①は普通の「ガ」、正濁音の発音です。
②は「ンガ」に近い音で鼻濁音という発音です。
正濁音は強くはっきり発音されるので、「私が」を正濁音で発音すると、「私が!」のような、圧を感じる言い方になりますが、鼻濁音で発音すると、控えめな感じ、謙虚な感じになります。アナウンサーや俳優など、言葉や台詞を話すプロの方は意識して使い分けているそうです。
他にも、下記のような発音の違いもあります。
③「追加」の「ツ」
④ 「月」の「ツ」
③は、通常の「ツ」(tsu)、④の「ツ」は、母音の無声化という発音でウの音が聞こえにくくなります。
普段意識せずに話し、分かっているつもりの日本語について、知らないことがあるものだと気付かされた研修でした。
では、また。