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「わかったつもり」をなくせ!・・・佐藤

年度単位でみても、いわゆる「下半期」に入ってまいりました。皆さん、暮れの準備は進んでおりますでしょうか(気が早い笑)

 

それはいいとして、受験生にとってみれば、この一年だけでなく、3年間の学習の締めくくりに入る時期になってきたともいえるでしょう。所見の内容は残り少ないですので、これからはより一層復習や入試の分析に力を入れ、脇を固めていきましょう!

 

そしてそれと同時に、この時期大切なのは「わかったつもり」をなくすことです。

 

何度も申し上げたことかもしれませんが、「わかったつもり」というのは、わからないことよりも危険度は高いです。というのも、「わからない」状態はそれを自覚しているために、わかるための努力をしようとします。その一方で、「わかったつもり」の状態はそれを自覚していないために、わかるための努力をしようとしないわけです。

 

得てして、「わかったつもり」の状態は、理解のために設けた時間が中途半端であるときに起こる傾向があります。確かに3年間で習う学習範囲はお世辞にも狭いとは言えないので、限られた時間内で効率よく覚えることも必要になってくるのは確かです。

しかしながら、どの教科においても、理解に時間を要する内容というものの一つや二つはつきものです。そういった内容の理解を「効率の良さ」のみを重視して終えてしまうと、「わかったつもり」の状態に陥りかねません。ときには時間をぜいたくに使い、じっくりとなし崩しに理解することも非常に重要となりますので覚えておきましょう。

 

学習内容を落とし込むための方法は人によって千差万別。自分がもっとも「本当の理解」に近づくための方法を試してみましょう。

 

Y. Sato